チェキを撮らないけれど、チェキを売る

バンド

こんばんは、梛です。

僕はおはようございますというバンドでギターを弾いています。以上、自己紹介でした。

バンドをやっていると、アイドルと対バンすることがあります。アイドルは終演後に特典会と呼ばれるチェキを撮ったり撮らなかったりするイベントがあるのですが、それを傍から見ていて

「オレらもチェキみたいな毎回の思い出になるような何かを出せないかな……」

と思っていました。チェキを撮るのはしんどいので他の方法がないかな……と模索する人生でした。

ライブフォト

結婚式からアイデアを得る

我々は奇数月に「奇奇奇」と名付けられた対バンイベントを主催しています。そのイベントで写真を撮ってくれているカメラマン らいちさんとなにか良い方法がないかを雑談していたところ

「その日に撮った写真を即座に編集してその日からプリントアウトするのはどうですか?」

と提案していただきました。まさに天才的でした。このアイデアは結婚式の最後に当日のビデオが放映されることから得たそうです。

ちなみに、この記事のサムネイルはらいちさん撮影です。

チェキの元になったポラロイドは、創始者の子どもが「なんで撮った写真をその場で見られないの?」という疑問からスタートしました。今ではスマートフォンなどで撮った写真をその場で見られるのが当然になっていますが、当時はフィルムを現像するまでは見られなかったわけですね。

ただ、デジタルカメラやスマートフォンで撮った写真はモノではなくデータです。当初はヨドバシカメラに駆けていき即座にプリントアウトする方法を考えたのですが、時間がかかることや何枚印刷すればよいかなどが予想しづらかったり、都合よくライブハウスから近い場所に印刷できる場所があるとは限らないこともあり、尻込みしていました。しかし、我々はそのめんどくささ問題を払拭する画期的な解決法を発見しました。

FUJIFILM INSTAX mini Link 2

fujifilm webページより転載
https://www.fujifilm.com/jp/ja/consumer/instax/printers/link2

INSTAX(通称 : チェキ)を販売しているFUJIFILMは、レンズ付きではないINSTAXを発売しています。スマートフォンなどで撮った写真をプリントアウトするやつですね。これを利用すれば、カメラマンの技術で撮影したライブフォトをその日のうちにプリントできます。まさに画期的なアイテムです。

INSTAX mini Linkと呼ばれる印刷専用機のチェキを、我々はさっそくと購入しウキウキ気分でライブ会場へと向かいます。

オペレーションは相当ムズいので考える余地あり

ライブ終演後で、即座に写真をチェキとして出力できるような状態にしておく必要があるため、以下のオペレーションが必要となります。

  1. カメラマンがライブを撮影する
  2. 編集者が、ライブ(前半の)良い感じの写真を即座にピック・編集する
  3. 印刷操作用のiPadにデータを転送する
  4. 物販にて必要枚数をその場でプリントアウトする

このような流れとなります。カメラマンはライブ全体を撮影するので、別途編集してくれる人を用意する必要があります。

また、チェキには色々書ける場所があります。我々の場合は全員で日付とサインを書き込もうということになりましたので、オペレーションにその工程が加わります。

ぶっつけ本番となりましたが、注文数はすべて捌けましたのでなんとかなりました。操作がなれなくて、最初の方は操作がモタモタしていて申し訳ありませんでした……

その日の思い出 その日のうちに

「オレたちは思い出を作りに来てるんじゃねぇ!伝説を作りに来てるんだ!」はバンドマンが言いがちなMCのセリフですが、思い出を作りたいお客さんもきっといらっしゃるかと思います。思い出を作りたい方はぜひ一枚でもライブフォトを買っていただけたらなと思います。

物販に導入してみたいバンドは実績ありのらいちさんにご依頼ください!

前ちゃん
前ちゃん

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