こんばんは、なぎです。
最近、Dr. Stone というマンガを熟読しておりましてコイツがまためちゃめちゃ面白いんですね。
ざっくりとストーリーを説明すると、
ピカ~って空が光ったと思ったら、人類が全部石化してしまい3,700年後に石化から目覚めてみると文明が全部崩壊してしまっていた…どうやって生き延びる!
というものなんですね。
主人公の石神千空という少年が、ハチャメチャな科学ボーイでして物資もテクノロジーも失われてしまっているゼロの状態から、地道にグレードアップしていくことで生活を取り戻していくんです。
マンガだから楽しく読んでいるのですが、「僕がこの状況に置かれたら科学とかサバイバルの知識がまったくないから3日以内に死ぬな…」と過度な感情移入をしてしまい、うつ病の初期症状のような状態になります。
テクノロジーや現象の「背景」を知らない
知らないのになんとなくで生きてしまっている
Dr. stone の科学ボーイ主人公、石神千空は現代社会で何気なしに使っているモノたちが「どのように動いているのか」を知っているため、3,700年後の完全に崩壊した文明のなかでも次々とモノを作っていきます。また、自然現象についても詳しいため「なぜこのようなことが起きるのか」を理解する事ができます。
ものすごく頭がいいんですね。
マンガにものすごく感情移入してしまっていて少しアレな人だと思われるかもしれません。でも、僕は毎日鼻くそをほじりながらケータイをイジイジしていても「なぜこれが動いているのか」を知らないわけです。
一方で、石神千空は文明が崩壊していても「離れた場所の人々との連絡手段が欲しい」ということから携帯電話を作成してしまうような知識を備えているんですね。携帯電話と言っても、我々が想像する小さいものではなく「ギリ持ち運ぶことができそう」レベルのものです。でも、それを使って実際に距離が離れていても情報を伝達することが可能になっています。
これは深いレベルでモノの動きの原理を知っているからこそ、それを単純化することができて実現しているんです。
よくよく思い返せば現実でも…
僕はガチで仕事ができないため、周りの頭がいい人たちに「なんか全然ダメなんですけれど、どうやったらうまくいきますか…?」という限りなくふわふわした質問を投げかけることが多々あります。(インターネット系の仕事です)
そうしたら、頭のいい人たちはまず僕の「テクノロジーの原理に対する知識量」を測ろうとします。
これは知っている、これは知らないというのをまず質問してくるわけですね。
それで、「お前はこれを知らなくて考慮に入れていなかったせいで、このような結果になっている。この事柄についての情報を送るから覚えたらうまくいくよ」という感じで、アホな僕に解決への道筋を示してくれます。
なんか全体的にふわふわしている文章になってしまいました。
ここで言いたいことは「頭がいい人たちはなんとなくではなくしっかりとした知識を身に着けている」ということです。なんかずらずら書いたけどアタリマエのことだな…
頭がいい人たちがそんな人生を歩んでいる中、僕はなんとなくで生きているためわからないことをわからないままにしてしまっているということが多いです。
なんとなくではなく確かな知識にする
普段なんとなくでやっていることは、それの背景にある原理を知りません。
僕は心を入れ替えて、分からないな、疑問だなと思ったことは自分の中にしっかりと落とし込んでいこうと思いました。なので、今回は毎日やっているけれど原理をあまり知らない射精について調べていこうと思います。
事象を一連の流れとして知る
まず射精をするためには勃起する必要がありますよね。
なので、最初は勃起について調べてみました。
勃起は陰茎が硬くなって勃つことを指します。
ヒトの陰茎の内部には海綿体というスポンジ状の勃起性組織があり、そこに血液が流れ込むことで勃起します。このとき血液を排出する静脈が調整され、内部の圧力が上昇している状態です。これによって勃起状態を維持しています。
勃起は2種類あります。
大脳の興奮が脊髄の中枢神経に伝わる「中枢性勃起」と物理的な刺激による「反射性勃起」です。
エロいことを考えていて陰茎が怒張するパターンと、シコりちらかして勃起するパターンの2種類ですね。 これは経験として知っているのですが、改めて
勃起は2種類あります。
と言われると「そ…そうか…」という気持ちにならざるを得ませんね。
いいですか
勃起は2種類あります。
僕とこの記事を読んでいるみなさんは、これから勃起という現象に対面するたび
「今回はエロ動画を観たせいで勃起したからこれは『中枢性勃起』だな!」
だとか
「ちんぽを刺激していたら勃起した…さて、これは『反射性勃起』ではないだろうか…」と推測する事ができる知見を得たことになります。
はたまたエロ動画を観ながらちんぽを刺激した勃起は、デュアルショックというわけです。
背景を知ったので本題に入ろう
さて、勃起についての知見を得たので本来知りたかった事象である「射精」について学んでいきましょう。
射精には2段階あって、 精液が尿道前立腺部に集められる過程(エミッション:emission)と、精液が尿道を経由して外尿道口から放出される過程(イジャキュレーション:ejaculation)とに分けられています。
何回も射精をしたことがあるみなさんなら、体験したことがあると思いますが「射精感が高まる」から「実際の射精」までラグタイムがありますよね。アレです。
話が脱線するのですが、自らの手で射精を試みているときはエミッション→イジャキュレーションの移行時間がとても短く、他人の手で射精させられるときはその移行時間が長いような気がします。後述しますが、射精で気持ちいいのはエミッション→イジャキュレーションの移行時間の間のみなのでここが長ければ長いほど嬉しいですよね。
前段階
射精への前段階の話です。
勃起して興奮するとガマン汁が出ますよね。
あれはただ垂れ流されてるわけではなく、酸性に傾いている陰茎内部を中和する働きがあります。精子が酸性に弱いため、あらかじめ準備を整えて置く必要があるんですね。
また、 粘膜同士の摩擦を低減する働きがあります。これはソロプレイのときには関係ないのが悲しいですね。最先端のシリコンを使用する際はペペローションを使いますしね。
また、性的興奮が高まるとキンタマがだんだん上に上がってきます。
射精の準備です。
移動の段階
性的興奮がさらに高まると、キンタマの中の精子が分泌液とともに精管の末端の「精管膨大部」という場所に移動します。
この混合液は射精(で)るまでここで待機しています。
さらに性的興奮が高まっていくとオーガズムに到達します。
そうすると脊髄の射精中枢が反応して、「射精反射」が発生します。
こうなると、もう射精は抑えられません。射精(で)ます。
中出しモノのAVではこの「一旦射精がはじまると抑えられない」という特性を利用して、男優がイキそうになったら、ちんぽを抜いてちょっと「ピュッピュッ」て出してからまた挿入するというシーンがあったりなかったりします。「俺達のは疑似じゃねぇぜ!」ということを示そうとする強い意志が感じられます。
放出の段階
精管膨大部に蓄えられていた精液は、射精前に尿道前立腺部へと移動します。
このときには出口も入口も両方固く閉ざされているため、前立腺内の圧力が高まります。これが射精直前の感覚です。すごく気持ちいいです。
その後、出口を固く閉ざしていた尿道括約筋が開放されることにより、前立腺に溜まっていた精液が一気に放出されることになります。これが射精です。
肛門括約筋をはじめとするほかの筋肉もビクビク動いて射精をサポートします。この「肛門括約筋がビクビク動く」というのを改めて文字列で見ると「たしかにそうだな」という気持ちになります。
その後、何回かビクビクしたら一気に勃起が解けます。賢者モードに突入ですね。
脳下垂体前葉ホルモンのプロラクチンが作用して賢者モードになるようです。
これが分泌されなかったら人類は衰弱死するまで一生射精しつづけて、たぶん絶滅するハメになっていたでしょう。知らんけど。
わかんないことがあったら調べるべし
今はインターネットや本を利用して情報にリーチしやすい環境がバッチリ整っています。
人生は分かんないことだらけですが、身近な現象や普段使っているものに対して「これは一体どうなっているのだろうか?」と疑問を抱いたら、自分が納得できるまで調べてみると人生が更に豊かになると思います。
Wikipediaで射精を調べると『ヒトの男性の射精の連続写真』が掲載されているんだ
自分の無修正陰茎が学術的に使用されるのってどんな気持ちなんだろうな