PCデスクの前に座りながらギターの音を出す方法

音楽

こんにちは、なぎです。みなさまはギターを弾いていますでしょうか?

以前、以下のような記事を書きました。

内容としては、Zoomのマルチストンプをオーディオインターフェースに接続しておけば、PCのスピーカーからすぐに音を出すことができるぞ!という単純な内容となります。こちらの記事をポストしてから2年間で、大幅に環境が変わりましたので紹介していきたいと思います。

アンプから出す

前回の記事ではオーディオインターフェースに接続したスピーカーから音を出せばOKと書いたのですが、結局アンプを買いました。

ギターアンプはギターの音を出すために作られているので、安いアンプでもモニタースピーカーから出す音と気持ちよさが違います。

良い音だとか悪い音だとかはいったん置いておいて、気持ちいいというのが重要です。気持ちいいことばかりしていきたいですからね。

VOX VX50 AG

僕はVOXのアンプを使っています。このアンプはクリーントーンしか出せないのですが、前段にマルチストンプを繋いでおけば、ディストーションサウンドを出すことができます。このアンプはギターだけではなくマイクも同時に使用できるため、もともとはエレアコとマイクを接続して弾き語りをする人向けに作られたアンプです。

前述の通り、ギターアンプから出てくる音はギター専用に作られていることもあって、レスポンスも良く、そして何より気持ちいいので、なるべくなら使っていきたいですね。日本の住宅事情もあり、あまり大きな音は出せないですが、小さい音でもアンプから出すとやる気が湧くような気がします。

オーディオインターフェースを通す

ドライサウンドをオーディオインターフェースに入れておくと、すぐに録音できます。

アンプに接続してすぐに音を出せるようになったのは便利なのですが、一方でギターサウンドをデジタル入力したい瞬間というのも存在します。オーディオインターフェースにケーブルを刺しておいて、ギター側でケーブルを抜き差しすればアンプへの入力と、オーディオインターフェースへの入力とを切り替えることができるのですが、僕レベルのものぐさになるとケーブルを差し替えることすらめんどくなります。なので、ここをなんとかしたいなと思いました。

「ギターを録音したいな」から実際に録音する瞬間まで一瞬で移行したいため、ギター側に刺さっているケーブルを変えることなく、加えて、アンプからも同時に音を出したいとワガママな思いを以下の接続方法で実現しました。

画伯

オーディオインターフェースから出力した音をアンプに流すという方式を取っています。インピーダンスとか考えることがいろいろあるかと思うのですが、とりあえず音が出ているのでなんでも良しとします。アンプがブチ壊れても僕に文句を言わないでください。

ギターからLINE入力する
入力されたギターの信号をアナログアウトに流す
アナログアウトからの信号をアンプへ流す

僕はRME Fireface UCX2 を使っているのですが、こいつなら各Inputを個別にOutputに設定して流していくことができたので今回のシステムが構築できています。信号を個別にルーティングするのはある程度、性能が高いオーディオインターフェースじゃないとできないので、どんな環境でも同じようにできるわけではないのが悲しいですね……みなさんも RME Fireface UCX2 を買いましょう。

この方式の良い点は

  • PCへはギターのドライ音が入力できる
  • アンプへは途中にエフェクターをかませた信号を流し込める
  • ケーブルを抜き差しする必要がまったくない
  • なんか理解(わか)ってる感が出せる

と枚挙に暇がありません。悪い点は、Fireface UCX2 の価格が高すぎるという点です。

\242,000(税込み)

個別に信号をルーティングできるオーディオインターフェースならなんでもOKなのです。どのインターフェースなら実現可能かは自分で調べてね。

便利な足元類

実際には以下のような接続方式となっています。

画伯

オーディオインターフェースからはエフェクターに信号が流れています。普段の練習に便利なタイプのエフェクターを常時繋いで置くことで、練習をはかどらせようという魂胆ですね。

普段の練習に便利なアイテムたち

右上にあるパワーサプライヤーを電源タップに繋いでおき、電源タップのスイッチを入れると各エフェクターに電源が流れるようにしています。電源タップはアンプの横に置いてあるので一瞬で電源が入れられますのでとても便利です。僕はものぐさなので限界まで労力を減らしたいのです。

あと、特筆すべきなのはZoomのマルチストンプです。こいつは1万円台で購入できるギター用品のなかで間違いなくトップを張れるほどの便利アイテムなので持っていない人はぜひ買ってください。

いまサウンドハウスで確認したところ、12,100円でした。

MS-50G+となってボタンが増えている

あと、地味に便利なのがDittoというループマシンです。この小ささでルーパーが使えるのは驚異的なので、自分のプレイをさっと録音して確認したり、伴奏の上でソロを弾く練習をしたい人は購入しましょう。サウンドハウスで15,800円です。

一番踏みつけられているペダル

残りのエフェクターについては特に説明しません。あまりにもオタクなので……

置き場所のアイデア

僕はデスクの隣にIKEAの引き出しワゴンを置いておいて、その上にアンプを鎮座させています。

引き出しの上にアンプを置くと、なんと引き出しも使える

引き出しの横側にドリルで穴を開けてそこにラックをぶら下げて、そこに電源タップを取り付けています。みんなもDIYドリルを買って、あらゆる家具に穴を空けていこうね。

前ちゃん
前ちゃん

MAKITAのドリルは、バッテリーの規格が2種類あるから本当に気をつけるんだ