旬の食い物を食おう 11月

人生
人生どうでも

こんばんは、なぎです。飯田橋に来ました。急いで写真を撮ったので逆光になっています。

まあ、急いで撮ってなくても逆光になるような立ち位置なのですが……

オリーブオイル

オレの人生の中では馴染み薄いが……

神本

この本に従い続けて一年を終えようとしています。それくらいおもろい本なので、ブックオフとかで見かけたら一回立ち読みしてみるといいかもしれません。

11月の旬は白トリュフだったのですが、いかんせん価格がぶっとび過ぎていてトライすることすらできないのでもっとリーズナブルなオリーブオイルに挑戦します。オリーブオイルはどれだけ高いものでもそこまで高くないので、挑戦しやすいです。

ノヴェッロ

11月3週になると、フランスの新酒ワイン解禁で話題が持ちきりになりますよね。ちなみに僕は人生で一度もボジョレー・ヌーヴォーを飲んだことが無いくらいワインに興味がありません。あとインターネットで検索すると「ボジョレー・ヌーヴォー」だとか「ボージョレ・ヌーヴォ」だとか表記ゆれがひどいです。無理やり日本語で表そうとするからこうなるんだという代表例ですね。

11月1週はイタリアでも新酒ワインが解禁されます。それをノヴェッロと呼ぶそうです。ワインはどうでも良いですが、11月になるとオリーブオイルのノヴェッロも解禁されるそうです。これを狙っていきます。

オリーブオイル専門店

オリーブオイルをゴクゴク飲みに行くと決まったなら、お店を選びます。今回は飯田橋にある、ラ・カンティーナ・カンチェーミに足を運びました。

すごい場所にある

このお店はものすごい場所にありました。周りは大学しかなく、飲食店が一つもないようなところにポツンと現れます。あと、電話で予約したときに「日曜日の夜の予約は一週間前に連絡をいただけないとお店を開けません」とのことで、完全予約制でした。平日とかは多分大丈夫なのですが、休日の夜に行きたい人は少し気をつけたほうが良いかもしれません。ちなみに、バキバキに混んでいるから一週間前に電話しなければならないわけでは決してなく、店内には入店から退店まで我々一組しかいませんでした。単純に店を開けてもらうために一週間以上の余裕を持って予約する必要があります。

気を抜くとすぐに逆光になるなぎ

ゴクゴク

店内はオリーブオイルがどじゃぁ~んと大量に鎮座しており、オリーブオイル専門店感をひしひしと感じます。この文章を書いていて本当に悲しくなりますが、小学生並みの感想しか書けません。本当なら『木の肌合いを生かした清潔で気持ちのいい内装だ』とかを書くべきなんですが、小学生なのでしょうがないです。

どじゃぁ~ん
ペイペイもできそう

食べ物のメニューは一枚で、ワインは別のメニューがありました。世のおじさまのように無尽蔵に金を使えるわけではないので、安いワインをボトルで注文します。

超絶シンプルに、パン

また、11月はオリーブオイル解禁ということで、しぼりたてオリーブオイルを味わうための最高の方法であるフェトゥンタのメニューが別に提示されました。

フェトゥンタは、パンを焼いてにんにくをこすりつけて、それに少し塩をパラパラッと振ったものにジャブジャブとオリーブオイルを垂らしたものです。店員さんは、僕のような何も知らない人間にも丁寧に説明してくれます。オリーブオイルの出来を味わう収穫祭ではこのフェトゥンタをバクバク食べて、毎年違うオリーブオイルの風味を味わうそうです。勉強になりますね。

ちぎると、すごいことになる

写真では分かりづらいですが、パンをちぎると浸透したオリーブオイルがビッチャビチャに湧き出てくるほどのオリーブオイルがかかっています。この超シンプルな食べ物ですが、人生で経験したこと無いくらい美味しかったです。おそらく、人生で食ったパンの中で一番美味いです。『おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?』はジョジョの悪役であるディオの言葉ですが、このパンだけは食った枚数をいつまでも覚えていられる自信があります。

以降、注文した料理には必ずセットでその料理に合うオリーブオイルが都度提供されてきて、自分でかけて味わうのですが、このフェトゥンタだけは店員さんが大量のオリーブオイルをジャブジャブにかけてくれました。

食っていく

さつまいものポタージュ

メニューには載っていなかったのですが、店員さんが

「今日のスープはさつまいものポタージュです。いかがですか?」とおすすめしてくれました。もちろん注文します。

もしかしたら僕だけが知らないまま人生を生きてきただけなのかもしれませんが、スープにもオリーブオイルをかけて食べるらしく、オリーブオイルがついてきました。もちろんかけます。

オイルをかけなれていない人のかけかた

すさまじく美味しかったです。今後の人生は、スープにオリーブオイルをかけて生きていこうとその場で決心してしまうほどでした。

カルパッチョ

カルパッチョにもオリーブオイルがついてきました。レモンで味付けをしているオリーブオイルが合うそうです。

料理ごとにオリーブオイルがテーブルに置かれていく

オイルをかけると爽やかな香りが漂ってきます。結果として、45秒以内にすべてを食い尽くしてしまいそうでした。ある程度食べるスピードを抑えることで事なきを得ました。

プロシュート

プロシュートは強めのオイルが合いますよ~とのことで、インテンスのオリーブオイルが置かれました。

かけ方が下手すぎる

あまりの美味さに手が止まらなくて一瞬で皿から消えてしまいました。

テーブルに溜まっていくオイルたち。愛おしい。
この皿に乗っているものすべてが美味い

何を注文するのか迷いまくって、パスタの注文を後回しにしていたら先に肉が来ました。バクバク食べます。

インテンスのオイルが来た

本当に美味しかった。小学生並みの感想しか言えないくらい。

ペペロンチーノ

そうこうしているとパスタが来ました。パスタの注文方法が特殊で、メニューには「パスタ」としか載っていなく、客が食いたいものをその場で指定して作ってもらうスタイルでした。僕は野菜とキノコをバクバク食いたいのでたくさんのっけてもらいました。見た目に反してめっちゃくちゃ辛かったです。

オイルは2本来て、どちらもペペロンチーノにとても合っていました。写真右側のオイルは唐辛子が入っているので赤くなっています。イタリア版のラー油みたいなもんです。

レンズが油でギトついている

パスタを大量に注文してしまい腹がはち切れそうになっています。

調味料

僕の家にあったオリーブオイルの賞味期限を見てみたところ、7年前に切れていました。そのレベルで調味料に注意を払わずに生きてきたのですが、今後はしっかりとオリーブオイルをゴクゴク飲んでいきたいなと決心するレベルの人生経験をしました。

これからも人生経験をたくさん積んで、豊かな生活を送っていきたいですね。

前ちゃん
前ちゃん

次回12月は下町単品鍋のなにかに挑戦するぞ