Fly Me To The Moon

音楽

こんばんは、なぎです。

僕は普段おはようございますというバンドでギターを弾いたり奇声を上げたり上げなかったりしています。弾くのは歪んだギターばっかりで、バンドメンバーに

「なぎさんのその音飽きたんだけど」

とか、もうどうしようも無いようなことを言われたりする人生を歩んでいます。

それで、2年くらい前から歪んでいないタイプのギターの練習もはじめていたので、飽きられていない音で演奏をやってみたいと思っていたところ、バンドメンバーのボーカル 鯖さんから

「ちょっと 『acOlaSia』 のデザイナーのShunさんに曲を贈りたいからギター弾いてくんね?」と声をかけられたので、これはいいチャンスだと思って二つ返事で応じました。

指定された楽曲は「春よ、来い」のバックホーンバージョンでした。

でも、一曲だけでスタジオに入るのもなんだか寂しいので、僕から「Fly me to the moon」もやりませんか?と提案させていただきました。

結果この音源ができました。聴いてください。

普段のおはようございますのライブでは、Gibson Les Paul モデルを使用してるのですが、こういう機会なのでシングルコイルのギターを使ってみるかと思い立ち Fender USA Jazzmaster を使用しています。Fiesta Red のマッチングヘッドモデルなのでかなりレアです。ブリッジはMastery Bridgeに交換しています。

下にリンクを貼ってる鯖さんのブログに詳細が記されているのですが、この日は結局「春よ、来い」が録音できずに終わりました。俺がショボ過ぎて…音楽的責任が重いというのはプレッシャーになります。(練習しろということです)

音楽的責任の重い演奏

シリーズの由来

鯖さんはボーカルをやって、僕はギターを弾き二人で楽曲を完遂していくような流れだったので、僕らは勝手にこのシリーズのことを音楽的責任の重い演奏」と呼称しています。

この「音楽的責任が重い」という言葉は

  • 演奏者が二人しかいない
  • 同期音源を使用しない
  • ボーカル・ギターを同時に演奏し、一発撮りする
  • 比較的静かな曲を演奏する

上記の制約を自ら課したので、文字通り「ミスったら即終了のサバイバル録音」「二人の音しか聴こえないのでごまかしが効かない」観点で「音楽的責任」が重くなっているところから来ています。

なぜこの形式になったのか

鯖さんから「二人で曲演奏しようぜ~」と声をかけられた当時、僕はある二人組の音源を夢中で聴いていました。

Ella Fitzgerald and Joe Pass – Duets in Hannover – 1975
漂う違法アップロード感

Ella Fitzgerald おばちゃんと Joe Pass おじちゃんのDuetsです。

まずですね、デュエットって二人で歌うことだと思っていたんです、これを観るまで。

でも本当はデュエットって二人で演奏することなので、ジョーパスはギターだけを弾くし、フィッツジェラルドおばちゃんは歌だけ歌います。これで

デュエット

になるんです。当時僕は衝撃を受けました。

なので、二人で演奏するなら絶対この形式をパクりたいなと思っていました。

いや、思っただけでなくパクったんですけれど。

なぜこの曲になったのか

フィッツジェラルドおばちゃんとジョーパスおじさんの演奏を観ていたので、どうしてもジャズっぽい曲をやりたいと思っていました。

しかし、普段歪んでいてドロップBチューニングされたギターをジャカジャカ弾き鳴らしているので、Twitterでフォローしてくれている人たちの音楽的嗜好に全くマッチしないのではないか…という懸念がありました。それならメチャクチャベタな曲をやれば「あ、この曲聴いたことあるわ…」となってくれるのではないかな、という視点でチョイスしています。WikipediaでFly me to the moon を調べたら日本でも結構いろんなカバー(たぶん一番聴いたことあるのはエヴァンゲリオンのやつ)が出てきたので、これしかない!と思い立って鯖さんに提案しました。

なぜこのギターフレーズなのか

世の中には「ボーカル」「アコギ」の二人組で心に刺さる曲を歌い上げる系ユニットがたくさん存在しています。でも、僕はフィッツジェ(略)とジョ(略)のデュエット形式でどうしてもやりたかったので、ジャカジャカギターをかき鳴らすタイプではなく、ジョーパスおじさんみたいな、コードが鳴っててオブリもたまに入ってくるみたいないフレーズにしました。

まあ、その結果鯖さんに

「これ、歌どうすればええんや」

と言われてしまうわけですが、鯖さんは非常に優れたボーカリストですので、あらかじめ渡していたリズムガイドもメロディーガイドもなにもないギターフレーズにいい感じに乗って歌うアレンジを施してくれました。

ありがとう、鯖さん。

また、曲中で弾いているフレーズについてはソロギターのフレーズをかなりパクっています。

今見たら両方ともプレミアがついてたので、ブックオフとかで見かけたら絶対買っておいたほうがいいですよ。

ソロギターは一人で演奏を完結させなければならないため、メロディーが無いところのオブリフレーズとかがものすごくものすごいです。語彙力が足りませんが、ただただメロディーがない場所を埋めているというニュアンスではないです。

おわりに

長々と文章を書いてしまいました。Twitterに「ぷんっ…」と動画を出すのにもこういうバックのストーリーがあったということを心のどこかに留め置いていただけたら幸いです。ここまで読んでいただきありがとうございました。

最後にNGテイクを貼って終わりにしようと思います。

すごい悔しがり方をする
前ちゃん
前ちゃん

音楽的責任が重くても、自分の人生に対しては責任を負いきれていないんだ。