こんばんは、なぎです。
みなさまはマンガを読みますか?僕はまあまあ読む方だと思います。
家にマンガが溢れかえってしまい大変なことになったので、数年前に「マンガはぜったいに電子書籍で買う!」と決意してからは電子書籍でしか買っていません。文字だけが書いてあるタイプの本は気分で物理の本を買ってしまうので家に溢れかえってしまっています。どうしようもないですね。
マンガ
幼少期
僕は子どもの頃にあんまりマンガを買った記憶がありません。どうしていたのかというと、実家のマンションの廃品回収で出されているマンガを家に持ち帰って読んでいました。その持ち帰ってくるマンガは往々にして特に流行っているわけでもない漫画や、青年向けのマンガでした。周りの友達はみんなワンピースの話をしているときに僕は『名門!多古西応援団』を一人で読んでいました。
ちなみに今でもワンピースはゾロが泥だらけのおにぎりを食って「うめぇ!」と言っているところまでしか読んだことがありません。最近では鋼の錬金術師を全く読んだことがない旨を友達に伝えたところ「それはありえない」と言われたので全巻買って読みました。とてもおもしろかったです。
紛争でしたら八田まで
地政学をテーマにしたマンガが出ていて、とりあえず買って読みました。面白かったです。
こういう政治を扱うタイプのマンガは作風が暗くなりがちなのですが、このマンガはずっと明るいのでとても読みやすくてオススメできます。あと主人公の八田がとても優秀で可愛いので最高です。Amazon のレビューを覗いてみると「ライトなマスターキートン」とありました。だいたいあっているかと思います。スーパーライトです。
最近 Amazon でこの本をプッシュされたので即買いしました。Amazon のレコメンドシステム(客の好みに合わせてプッシュする商品を変更するシステム)は「あれを買った人はこれも買う確率が高い」という統計学の情報に基づいているらしいです。僕ら一人ひとりに合わせて柔軟にコンテンツを出し分けているというより全体しか見ていないニュアンスです。
まあ、Amazon のシステムなんかどうでもいいので本の説明をしましょう。
この本は地政学の取っ掛かりになりそうな知識を物語形式で学べるライトノベルです。勉強系の本というよりラノベのほうがずっと近いです。
ニュアンスとしては
『もしドラ』が近いニュアンスになるかと思います。これをきっかけに原典や周辺の書籍に手を出すきかっけになるタイプの本です。
僕の地政学の知識は中高の学校で学んだ知識と、シヴィライゼーション(国を治めて地球一を目指すゲーム)で得たなんとなくの知識しかありません。『13歳からの地政学』を読むことで、これまでの世界の動き方とこれからの世界の進む流れみたいなのが大雑把に頭に入ってきます。
ガチャガチャ書いてて思ったのですが、本のタイトルに「13歳」と付くものは名著が多いような気がします。
『13歳のハローワーク』はあらゆる職業をまとめて紹介している本です。人生に行き詰まったときに読み返すとよいでしょう。
『13歳からのアート思考』は美術の鑑賞のやりかたがわかります。「美術の鑑賞なんてむずそうじゃん」と思っていたのですが、逆でした。大人になることで半自動的に身についてしまう「これはこういうコンテクストがあって……うんたらかんたら……」とうんちくを垂れ流しそうになるのを一旦おさえこんで、ただただ作品と向き合って感じたことを出力する「子どもの気持ちに立ち返る」ニュアンスについて説明するタイプの本です。
ちなみに村上隆の『芸術闘争論』はバキバキにコンテクストを串刺しにして作品を作り上げていくニュアンスを説明している本なので、書いてある主張が『13歳からのアート思考』と逆になっていてとてもおもしろいです。もしかしたら逆じゃないのかもしれないけれど、僕は逆だなと思ったので僕にとっては逆です。
だいぶ脱線しましたが、本のタイトルに「13歳」と付くと大体おもろいという主張でした。13歳が読んで分かるように平易に書かれていますし、読んでいる途中で興味を失わないようにおもろく書いていてどの本も万人にオススメできます。
おわり
以上、おもろいマンガ3選でした。お気づきのかたもいらっしゃるかと思いますが「おすすめのマンガ3選」とか抜かしつつ、1選しかしていない上にマンガではない本のほうがたくさん記事に登場しましたね。
人生なんてそんなもんなんです。
行き当たりばったりなんです。
なぎはブログを書いている途中で、脱線から戻る気がなくなっていることに気がついているんだ