なりたい職業ランキング一位はYouTuberではなくヒモ

人生

こんばんは、なぎです。

みなさんが小学生のときになりたかった職業はなんでしょうか?

僕はコロコロコミックでポケットモンスターを作ったプログラマーのインタビューを読んで

「ポケモンを作ってみたい!」

と思っていました。今となってはその志すら忘れてしまったどころか、ポケモンの最新作を追うことすらしていません。時の流れとは残酷ですね。

小学生がなりたい職業ランキング2021

小学生がなりたい職業ランキングをパチってきました。勝手にパチってきたのでもしかしたら怒られるかもしれません。

ちなみに、小学生のなりたい職業を調べたら、他のサイトだと「ゲームクリエイター」だとか「サッカー選手」とか「警察官」が一位になっているものもあり、それだと記事の前提が成り立たないためYouTuberがランキング一位になっているものを恣意的に取得しました。

賢明な読者のみなさまはすでにご存知だと思いますが、メディアではこのように見せ方からデータを選ぶことがあります。この記事のタイトルに合ったデータを選んで来るのは当然の結果と言えます。

様々な職業

ヒモ

みなさんはヒモをご存知でしょうか?

ヒモは、ろくに働きもせず女性に依存して金を巻き上げているダメ男のことです。

少なくとも僕はそう思っていました。しかし、実態は違っていました。どうやら、ヒモを属性としてではなく職業として捉えて暮らしている人がこの世に存在していることを知りました。

この本をブックオフで100円で買ってきて読んだ僕は衝撃を受けます。

「そんな手があったのか!」

左の手のひらの上に右手の拳を叩きつけるありがちな動作とともに、思わず叫んでしまいましたね。先に言っておきますが、これを読んでヒモに転職したわけではありません。

どのように生きる?

「ヒモ」と聞くと一人の女性に寄生して生きながらえているように思えますが、どうやらその状態は相当に危険な状態らしいです。人間の感情という極めて不安定なものの上に成り立つ関係は、いつ途切れてしまってもおかしくないからです。ましてやそれが唯一の収入源の場合は。

なので筆者はナンパしまくってヒモとして飼ってくれる女性を常に複数キープするようにしていたようです。ヒモとして飼ってくれる女の人ってそんなにゴロゴロしているのかぁ~と鼻をほじりながら感心してしまいましたね。

また、お金を引っ張るときも「もらう」のではなく「借りる」らしいです。そして筆者はまったく財産を持ち合わせていないため、お別れのときには「無い袖は振れない」でジ・エンドするという清々しいほどの筋金入りカス野郎でした。ノーベル経済学賞が取れてしまいそうな勢いですね。

普段の生活は?

ヒモはかなりの肉体労働です。

まともに働かんとブラブラなにしているんだ?というと、昼間は寝て力を溜めておいて夕方になると路上へ出て延々とナンパするそうです。夕方に外に出て、帰ってくるのは終電。そして、その間ずっと歩いて将来ヒモとして飼ってくれそうな女性をひたすら探します。

本が書かれたのは携帯電話が普及していないころでした。ナンパをしては、家の電話番号をメモ帳にひかえて……と、今ではLINE交換で済んでしまうところ、昔は手順がなかなか多かったようです。そういう時代背景も知れるのもこの本の面白いところですね。

このように、常に新規顧客を開拓して収入を途絶えさせないようにする努力が必要だったようです。まさに肉体労働。もちろん一人の顧客から継続して収入を得るためにも肉体労働が必要です。これは下ネタなので詳細を記すのはやめておきます。

一人ひとりをパトロンとしてできる限り長持ちさせる手段として猿回しの話が出てきます。猿はとても頭が良いので、自分が認めた相手じゃないと全く服従しないんです。なので、猿がちょっとでも反抗した瞬間に噛み付いたり、馬乗りになって猿の顔を地面にギューギューに押し付けるというのを、抵抗がなくなるまで繰り返すようです。大好きなはずの猿に技を覚えさせるために、心を鬼にして泣く泣くそうやるしかないみたいです。筆者はこれと同じように女性に対しても、心を鬼にして接しなければならない場面があると書いています。書いてて思ったのですが、これを現代でブログとかに書いてたらメチャメチャ炎上しそうな内容ですね。

お店選び

ヒモマニュアルにはナンパした女性とセックスするためにお店選びの方法が書いてありました。僕はそれ自体の内容よりも、この章の序文に書いてあった

「ベストセラーに『東京いい店やれる店』ってありましたけれど、あれ、本当に良いタイトルですよね」

完全ヒモマニュアル

のほうが気になって、早速ブックオフで注文しました。なおKindle版はありません。ブッ飛んでるタイトルの本っていうのはすぐに読みたくなってしまいますからね。

英題も絶妙に違う

ググってみたら「新」の方もでていたので合わせて注文しました。

もうヒモの話は飽きたので、こっちの方を早速読んでみたら最初からぶっ飛ばしてて笑いました。

今、諸君が必要としているのも、その店がおいしいかどうかではなく、その店に女のコを連れていけばセックスできるかどうか、についての批評のはずである。

東京いい店やれる店

そして、本当に最初っから最後までお店の料理の味に一ミリも触れないで終わっていきます。

ちなみに気になる内容ですが、まずこの本がとても古い(1995年)ので載っているお店がかなりの数閉店してしまっていました。逆に言うと、この本に載っているのに2022年にもなってまだ経営できているお店は流行りに左右されない本物だと思います。また、掲載されている店がバブリーで、相応な小金持ちでないとまず厳しいかと思います。現存している店で食べログの予算を調べると大体10,000円~と普段使うには厳し目の予算が提示されていました。

逆にデートに向いていないお店も載っている

この本には、お店のヤレる度が採点されています。ヤレる度合いは、もちろん味は一切関係なく、店内の雰囲気や客層や見た目の良さのみで判断されています。徹底していてメチャクチャおもろいです。

考えうる限り最悪のマーク

その採点の点数が「股をひらいた女の数」なんですよね。どうやったらこんな最悪な表現をできるようになるのか、僕もちんぽちんぽばかり言っていないで見習わなければなりませんね。

逆に、この股をひらいた女の数がゼロのお店とかも紹介されているんですね。そういうお店はヤルためには向いていないのですが、料理として問題があるわけではありません。

その中で、僕がちょっと気になった料理がありました。

あまりにもグロテスクすぎる

それがこのどじょう鍋です。写真はWikipediaからパチってきました。

僕が今まで見てきた中でもかなり上位に位置するほどの見た目のインパクトがありますよね。このどじょう鍋も「東京いい店やれる店」に掲載されてはいるのですが、見た目がエグすぎて女の子が引くので連れて行かないほうが良いと書かれております。そうなると逆に行きたくなるのが人間というものですよね。

鍵アカウントの内容を晒すな

そういう流れがあって、オレとどじょう鍋を食いに行くレアな女性を探すため、早速Twitterの鍵アカウントに投稿したのですが、なぜか鬱P(おはようございますのベース)が釣れてしまい、正直なところ「ちょっとニュアンス違うんよな」と思っておりました。僕は大人なので、上手に話をずらそうと思ったのですが雑になってしまいインターネットに晒されてしまいましたね。

ちなみに鬱P以外の誰からも返信が来なかったので、メシ屋開拓の儀は終了してしまいました。だれか一緒に行ってくれる人がいたら気軽にお声がけくださいね。

本の中で紹介されている本は相当おもろい

今回は「ヒモ」の繋がりで、かなりエロいタイプの本につながっていきました。本の中で紹介されている本をつなげていくと、自分ではたどり着けなかったタイプの本を読むことが出来るので積極的に手に入れていくことを断然オススメしますね。

またヒモの本で紹介されていた本で、逆に全くエロくない本もありました。

ありえないほどの本を読む人の本

ヒモ本の中での紹介のされ方はアレなのですが、本の内容的にはずっと真面目(だけどなぜかメチャメチャ面白い)です。

この著者は本当に色々なジャンルの本を出版しているようです。田中角栄論や脳死や共産党や……とめちゃめちゃ守備範囲が広いです。また、それらに加えて「サル学」の本も出版しているようです。ヒモ本の著者も本の中でサル学の知識とヒモのことを絡めて説明している箇所がありましたが、きっとこの著者のサル学の本を読んで身につけた知識なのでしょう。

あと、個人的に本の中で紹介されてる本について

サブカルで食うのはまったく真似できない

オーケンの『サブカルで食う』の中で紹介されていた

冒険していないのにハチャメチャすぎる

冒険家が冒険をしていないときの話がメチャクチャおもしろかったですね。どうやったらこんな人生になるのかと考えてしまいます。オーケンの『サブカルで食う』では、他のノンフィクションもたくさん紹介されているので、メモって一つずつ読んでいこうと画策しております。

また、この『ワセダ三畳青春記』の著者の高野さんが冒険しているタイプの本も買って読みました。

アヘン中毒になってしまう

アヘンが生産されている地域に潜入調査する本です。

住民と一緒にケシを栽培して、実際にアヘンを作るまでを体験していくのですが、自分で作ったアヘンを吸いまくって中毒になってしまうんですよね。あまりにもメチャクチャすぎると思います。

『僕はこんな本を読んできた』の立花さんも本の中で「小説よりもノンフィクションのほうがブッとんでる」的なことを書いていたので、ノンフィクション回りを漁っていきたいですね。

知らない世界に触れるのはおもろい

以上、小学生はYouTuberじゃなくてヒモになりたい話でした。もう途中から全然タイトルと関係ないことをかき散らかしていますね。僕は記事のタイトルと関係ないことをかき散らかすのが大好きなのかもしれません。

前ちゃん
前ちゃん

ただただ飽き性なので一つのことに集中できないだけなんだ