こんばんは、なぎです。
高級魚を食べたときはありますか?西はフグで東はアンコウと言われているらしいです。僕はフグもアンコウも食べたときがありませんでした。
アンコウ
東側に住んでいるので
僕がギターを弾いているバンド「おはようございます」のベースの鬱Pが
「なんか……コスパの悪いものが食べたい……」
と一生(格ゲー用語で3回以上の数を指す)ぼやいていたので、下町単品鍋のリストを送りました。イノシシのしし鍋、馬の桜鍋やちゃんこ鍋などに加えてアンコウ鍋のお店のリストが入っていたのですが、鬱Pはそのなかでもアンコウ鍋に目が止まったらしく、一緒に行くことになりました。一人前のコースが1万円からだったので十分コスパが悪いです。
※厳密に言うとコスパが悪いというのは、支払う額に対して得られる効用が低い場合のことを言うと思います。今回は得られた効用がとてもとても高かったのでコスパが悪いとは口が裂けても言えません。
須田町へGO
今回はアンコウ鍋専門店のいせ源へと向かいます。
いせ源は天保元年創業です。西暦で書くと1830年創業です。これはワクワクしてきますね。
店につくと三和土に下足番のおじさんがいて
「靴脱いであがってくださいねぇ~」
とお出迎えしてくれました。今のいせ源の建物は1930年に建て替えられて、大戦による焼失を免れています。なので、めちゃくちゃ古いんですが古いから汚いとかではなく手入れが行き届いていて積み重ねてきた年月を感じました。
須田町は今はオフィス街みたいになってしまっていますが、昔はバリバリな街だったみたいです。明治時代に作られた店がたくさんあるそうなので、みなさんもぜひ調べてみてください。
アンコウと対峙する
今回はコース料理を予約しているので、ドリンクだけを注文していきます。
コース料理のいいところは、「何食べようかなぁ~~~」と悩まなくていいという点です。人によって悩みたい人もいるかもしれませんが、出される料理に集中できるし、ずっと会話しているだけでOKなところが僕は好きです。
スーパーとかに売っているあん肝は、中国や韓国あたりで取れた小さいアンコウの肝を機械で固めているそうです。これは本物のあん肝です。とてもおいしかったです。
茨城県のアンコウ鍋はその泥臭さから味噌仕立てにするのですが、めちゃめちゃ頑張って処理をして臭みを消して江戸前の醤油味のダシで食べられるようになっているみたいです。
鍋を食べ終わったらおじやにします。僕は炭水化物をなるべく食べないようなダイエットをしていたのですが、これを目の前にしてそんなことは言っていられなかったため、バクバク食べています。汁を全部吸っていて本当に美味しかったです。
大満足でした。会計のときに「3万円になります」と言われるまでは……
次回の下町単品鍋はしし鍋にトライしてみたいんだ