こんにちは、なぎです。
人生なのですが、あまりにもゴミすぎる日常を送るあまり
「ひょっとしてオレの人生は発酵食品なのではないか?」
と思うことがありますよね。
僕は人生において就活をしたことがないので、無職として大学を卒業したのち、アルバイト中に世界の発酵食品について調べていました。
ゲテモノ揃いの発酵食品の中一際異彩を放っていたのが「キビヤック」です。以下、Wikipediaからパクってきたキビヤックの製法を記します。
1. 捕獲したアパリアスを直射日光の当たらない涼しい場所に1日ほど放置して冷やす(内臓が早く傷まないようにするため)。
2. アザラシの腹を裂き、皮下脂肪のみ残して内臓と肉をすべて取り出す(皮下脂肪も取り除くという説もある)。
3. 状の空になったアザラシの内部にアパリアスを(羽などをむしらず)そのままの形で数十羽程詰め込み(資料によれば700羽とする記述もある)、アザラシの腹を縫い合わせる。縫合口にハエが卵を産み付けるのを防ぐために、日干ししたアザラシの脂(プヤ)を塗ったりもする。アザラシの袋に空気が残らないようぎゅうぎゅうに詰める。空気を抜かないとうまく発酵せず腐ってしまう。
4. これを地面に掘った穴に埋め、日光で温度が上がって腐ることがないように日除けと空気抜きを行ない、キツネなどに食べられないようにするために上に石を積んで覆い、2ヶ月から数年間放置・熟成する。
5. アザラシを掘り出し、中からアパリアスを取り出して食べる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%93%E3%83%A4%E3%83%83%E3%82%AF
現代の人たちはせっかちなので、もしかしたら上記の引用を読み飛ばしてしまったかもしれません。(おそらく75%程度の人は読み飛ばしていると思います)
なので、簡単にかいつまんで説明すると
- アザラシを捕まえて内蔵を全部抜く
- 捕まえた鳥をアザラシの体の中に入れる
- 埋める
- 掘る
- アザラシから取り出した鳥のケツの穴から中身を吸い出す
- おいしい
ということです。
本当に美味しいのか?
というかこの製法を編み出したヤツ、絶対にサイコパスじゃないか?
食い方が「ケツの穴から中身を吸い出す」なのはほんとうにそれでいいのか?
余談ですが、鳥は「総排出腔」というものが備えられていて、便宜上ケツの穴から吸い出すと記載しましたが本当は総排出腔から吸い出すという表現が正しいです。
こんなにエゲつない食べ物があるということを知った無職の僕はとても驚きました。同時に、僕は発酵食品の足元にも及ばない人間だったということを思い知りました。
死ぬまでに一回は挑戦してみたいです。どこで食えるのか知らんけど。