破滅的な人生

人生

こんばんは、なぎです。

みなさんは破滅的な人生を歩んでいますか?僕はなかなかに平和な人生を歩んできました。

今日は破滅的な人生を傍から観られる作品の紹介です。

破滅的な人生はおもろい

フィクション

小説

まずはフィクションからですね。

めちゃくちゃ

サマセット・モームの『月と六ペンス』です。月はでっかいもの(夢的な)で、六ペンスはクソ雑魚の金みたいなニュアンスらしいです。月とスッポン的なニュアンスとはまたちょっと違うかもしれません。余談ですがすっぽん料理は食ったときがないので一度トライしてみたいですね。ちんぽがバキバキになりそうです。

『月と六ペンス』は画家の話です。この画家がそれはもうメチャクチャな人生を歩んでおりまして、一つも真似できそうにないです。

メチャクチャな人生を歩むと大体の場合で「凄まじい貧困」もセットですね。作中の画家はその貧困を一ミリも気にしていなさそうなニュアンスです。また、妻子持ちなのにそれを捨てて外国にいきなり逃亡します。「女は創作の邪魔になるからいらねぇ~」と豪語するけれど、性欲には悩まされるおちゃめな一面もあります。

本の序盤は「なんだこれクッソつまんね~」となるのですが、ページをめくるにつれて物語が動きだしはじめ最終的には「なんでそんなメチャクチャになれるんだ?」というところまで行ってしまいます。

映画

次は映画です。

作中で”fuck”が500回くらい聞ける

ウルフ・オブ・ウォールストリートですね。

この映画はガチでイカれていておもろいです。

ずっと酒!!!ドラッグ!!!!!女ァ!!!!!って感じです。

本当に3時間ずっと酒!!!ドラッグ!!!!!女ァ!!!!!です。

酒!!!ドラッグ!!!!!女ァ!!!!!しか書くことが無いのでこれで終わっていいですか?

ノンフィクション

次はノンフィクションですね

アス比

最初この表紙を見たときは度肝を抜かれましたね。だって人物の写真のアスペクト比がおかしいんですもん。写真を無理やり縦に伸ばしてしまっていますね。表紙の左下とかに写真を配置できなかったのかなど色々考えさせられてしまいます。

この人もメチャクチャですね。

まず、「真剣師」とはなんぞや?となりますよね。真剣師はお金を賭けて将棋をする人たちです。小池さんは、賭け将棋でお金を稼いでいたんですね。もちろん、大金が乗ってくるので腕がないと生き残れません。でも、小池さんは将棋がハンパではなく強いんですね。あまりの強さに、プロ棋士のところへ道場破りに行ってボコボコにして帰ってきたりします。ただ、将棋があまりに強すぎて真剣勝負(お金を賭けた将棋)をしてくれる人がどこにもいなくなってしまうんですね。商売上がったりです。

将棋は滅法強いのですが、私生活が完全に破綻しているのも特徴ですね。たとえばバンドとかで「オレは音楽しかねぇから……」と言っている人でも、いろんなバイトをしてたりすることがあると思いますが、この小池さんはどんな仕事に就いても速攻でバックレてしまうんですね。しかもそのバックレするときは大体の場合で近しい人妻と一緒に駆け落ちしていきます。それに加えて、職場のお金をパクっていきます。破綻していますね。

駆け落ちしても収入がないから、女に逃げられたり逆に女から逃げたりして全部長続きしません。とても悲しいですね。

回りで「オレには音楽しかねぇから……」と言っているバンドマンがいたらこの本を手渡してあげましょう。そうしたらきっと「オレはこのドクズと比べたら全然色々なことをやれるな……」と思い直してくれるに違いありません。

こういう人生破綻者にありがちなのが、周りの人がほっとかないというものがあると思います。すぐ逃亡したり金をパクったりするんですが、ちょっと月日が経つと頭を下げに戻ってくるんですね。作中の古沢さんという方はそれで合計5回裏切られています。普通だったらもう二度と顔をみせるなと追い払われるんだと思いますが、どこか憎めないところがあるのでしょう。

Netflix

続いて映像作品です。

セックスドラッグロックンロールを地で行く

ザ・ダート: モトリー・クルー自伝 ですね。

モトリー・クルーというバンドの自伝作品です。Netflixで観られます。

美容師に髪を切ってもらっているときに「なぎさん、モトリーの自伝の映像作品がダメなやつらのボヘミアン・ラプソディって感じでめちゃおもろいので今すぐ観たほうが良いですよ」と勧められました。

観ました。

酒!!!ドラッグ!!!!!女ァ!!!!!でしたね。酒!!!ドラッグ!!!!!女ァ!!!!!の合間に音楽が入ってくる感じです。

モトリーの曲は知っていてもメンバーの人格がどうだとかは知らなかったのですが、みんなキャラが立ちすぎててびっくりしましたね。ギタリスト以外は全員クソバカで、しかもそのクソバカ度合いのニュアンスが一人ひとり違うというキャラの濃さを感じました。ギタリストは冷静な性格で、バカなことはしないのですが、周りのメンバーのクソバカ行為を止めたりもしない感じがとても良いです。

我々おはようございますはメンバー全員が常識人で、モトリーのこのニュアンスとは全くかけ離れておりますのでご安心ください。

まともな人生を歩んでください

こういう作品を観ると「オレの人生はなんて平凡なんだろう」と思いますが、それでいいのです。平凡な人生を長く享受していけるよう、日々を暮らしていただけたらと思います。

前ちゃん
前ちゃん

人生でふとした瞬間に破滅願望が擡げてくるんだ